事業計画書

令和5年度 事業計画書

(令和5年4月1日から令和6年3月31日まで)

Ⅰ.事業の概要

 本事業年度も、助成事業を中心とした公益事業を行うとともに、公益財団法人の設立趣旨を適切、かつ、効率的に達成するために必要な事業内容及び運営体制の充実に必要な事項を適宜行なう。

Ⅱ.事業の内容

1. 研究開発助成事業(公募事業)
 金型技術及び金型を利用する成形技術等の独創的な研究開発を行っている研究者またはその研究機関に対して、その直接的な研究費用を助成する。
(5件程度、1件200万円以下、事業費予算額1000万円)
2. 技術交流支援及び技術者育成支援事業(公募事業)
 金型及び成形に関する技術研究を行っている若い技術者が、内外関係機関との技術交流など(国際会議等開催支援含む)への参加にかかる費用等に対して助成する。また金型に関する若い技術者・技能者に対して技術・技能を教育・育成する費用に対して助成する。
(技術交流1、2件程度、50万円、国際会議等開催準備1件、40万円および育成支援1~2件程度、80万円を合せて事業費予算額200万円)
3. 表彰事業(公募及び推薦事業)
 型の技術に関して、特に優れ、かつ、貢献度の高い技術開発者並びに金型産業の発展に対する貢献度が顕著な者を顕彰する事によって、型技術並びに型産業のより一層の発展を図ることを目的に、「一般社団法人型技術協会」との共同事業として、型技術協会主催の「型技術者会議」で顕彰を行う。
(事業費予算額 150万円)
4. 調査・情報提供による普及啓発事業(自主事業)
(ア)助成研究成果報告会の開催
 令和3年度助成研究テーマ(令和4年度研究実施分)の研究成果を論文集にまとめ、金型関連研究者や金型関連企業の技術者並びに学生に参加してもらう研究成果報告会を開催する。この報告会では、不特定多数の参加者が、助成研究の成果に対する活用促進と関係者間の情報交換をとおして研鑽を深めてもらう場とする。
(事業費予算額 177万円・・・
 会議費100万円、要旨集印刷27万円、交通費・講演費等の経費50万円)
(イ)技術・業界動向調査事業の実施
 コロナ影響などもあり、令和2年に調査研究依頼した吉原氏(芝浦工業大学)から調査事業の中止の申入れがあるなど、令和5年度は調査事業の在り方自体を見直す期とすべく予算設定は行わないこととした。